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詐欺罪とは~構成要件や逮捕後の流れなど~

■詐欺罪の成立要件
詐欺罪が成立するためには、
①欺罔行為(相手方をだます行為)
②欺罔行為による相手方の錯誤
③錯誤に基づく処分行為
④財物・利益の移転
が必要です。

 

また、故意、不法領得の意思(真の権利者を排除して、他人の物を自己の所有物として、その経済的用法に従い利用、処分する意思)も必要となります。
欺罔行為は、不作為によるものでもよく、例えば、釣り銭が多いことを知りながらこれを告げないで受領した場合には詐欺罪が成立する可能性があります。

 

■逮捕後の流れ
・警察による取り調べ
逮捕された後には警察による取り調べを受けることになります。
この取り調べは最長で48時間になります。
その後、微罪処分として釈放されるか、検察に送致される可能性があります。

 

・検察官による取り調べ
警察から検察に送致された場合、検察官は、取り調べなど行います。
この取り調べは最大で24時間となります。
この段階で不起訴と判断された場合には釈放される可能性がありますが、多くのケースで勾留請求がされます。

 

・勾留
検察官による勾留請求が認められると、10日間勾留されることとなります。
そして、起訴前の勾留は延長請求によってさらに10日間の勾留が認められるため、合計で20日間勾留される可能性があります。
詐欺罪の場合は事案が複雑なケースが多く、20日間勾留される可能性が高いと考えられます。
勾留期間中に検察官が不起訴とした場合には釈放されます。
一方で、起訴された場合には、刑事裁判が行われることになります。

 

二の宮法律事務所は、福井市二の宮を中心に、坂井市、あわら市、大野市、鯖江市、越前市、石川県加賀市、小松市にお住まいの方のお悩み解決に尽力しております。
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Lawyer弁護士紹介

河野 哲(こおの さとる)

福井弁護士会(登録番号50544)河野 哲(こおの さとる)

官公庁及び上場企業での勤務経験があり、企業勤務時に使命感を抱き弁護士を志した異色の弁護士です。既成概念にとらわれない柔軟な発想と「弁護士はサービス業」というご依頼者様目線の業務を心掛けています。

経歴

  • 京都大学水産学科、京都大学ロースクール卒。
  • リクルート、京都市役所、日本輸送機(現三菱ロジスネクスト)などでの勤務を経て、2014年弁護士登録。
  • 奈良県の法律事務所、福井県のさいわい法律事務所を経て、二の宮法律事務所設立。

Office事務所概要

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